8月のセッション 1

「怒りの感情をコントロールできずに、困っている」という男性からのご相談がありました。

良いパートナー関係を築きたい。

真剣に考えているにも関わらず、ふとしたことで暴力的な言葉や態度が出てしまう。

以前の関係も、それで破綻した。今回は同じ繰り返しは避けたい。

 

暴力は止めよう。

頭でいくら考えても、心が言うことを聞かない。

こんな自分には何かの精神障害があるのではないか、とさえ考えたそうです。

 

この方の心理状態は、至って通常であり、何も異常はないと僕は感じました。

ただ一点、自分の感情の扱い方を知らないため、悩んでいるだけです。

そして、多くの方は感情の扱い方を知りません。

そのため、自分の感情に振り回され、自分の感情に人生を台無しにされています。

 

なぜ、感情と上手に付き合えないのか?

その原因をかんたんにあげてみました。

 

1.感情をコントロールできると考えている

発生した感情は、コントロールすることは不可能です。

たとえ自分自身の感情であっても、生まれた感情をコントロールはできないのです。

例えば、「怒り」という感情を感じたのに、それをなかった事にはできません。

発生した怒りを無視したり、封印しても、成功しません。

心の健康を害したり、他人にぶつけたりするでしょう。

結局、望まない形で影響を受けてしまうのです。

このように、発生した感情は、コントロールできません。

 

2.感情を思考で処理しようとする

感情を思考でなんとかしようとすることも、不可能です。

怒りを感じた時、このような思考を使うことがありませんか?

怒るなんて大人げないから、やめるべき。

自分が悪いのだから、怒ってはいけない。

怒ってもなんの解決にもならないのだから、無駄な行為はやめるべき。

冷静になれば、感情的にならずに、解決できるはず。

このような思考で、感情を処理しようとしても、100%失敗します。

これは、誰もが経験済みのことでしょう。

感情は、思考では解決できないのです。

 

3.感情を爆発させる

ネガティブな感情を、相手に向かって表現することで解決しようとする人もいます。

怒りなどは、そうした方法を取りやすいかもしれません。

ですが、この方法もまた、後味の悪い結果を生みます。

場合によっては、大切な人間関係を破壊するでしょう。

ネガティブな感情は、相手に向けて表現すると、相手も自分も嫌な思いをすることが多いのです。

もちろん、これも解決とはいえません。

 

これが、感情の間違った処理の仕方、3パターンです。

この方法しか知らない、という人もいるかもしれません。

強い感情が湧き上がってきた時は、考えてもダメ。

心のなかに閉じ込めてもダメ。

爆発させてもダメ。

では、感情の処理はどうやったらいいのでしょうか?

 

答えは、「感じる」ことです。

 

あまりにシンプルで拍子抜けしたかもしれません。

ですが、それが唯一の正解です。

感情は、ただ感じる、それだけでいいのです。

閉じ込める必要もなく、考える必要もなく、誰かにぶつける必要もありません。

ただ、自分の心の中で、静かに、穏やかに、感じるだけでいいのです。

 

感じると、何が起きるのでしょうか?

感情のエネルギーが、どんどん、消えてゆきます。

空気がパンパンに詰まった風船をイメージしてください。

その口を開くと、どうなりますか。

中の空気がスーッと抜けてゆきますね。

こんな感じで、感情を感じると、感情は心から解放されてゆくのです。

 

誰かに対して、腹が立って仕方ない、何か言ってやらなければ気が済まない。

言葉だけで収まらず、力を使ってこの怒りをわからせてやりたい。

そんな激しい怒りに対しても、効果はあるのでしょうか?

どんな感情でも、なすべきことは同じです。

 

その怒りを、自分の体で、感じてみましょう。

頭に血が上り、手足が震え、心臓が激しく脈を打っている。

嫌な汗が出て、呼吸も荒い。

そんなふうに自分の体を感じてみます。

ああ、体が怒りを感じているな、とわかるでしょう。

まずは体で感じると、怒りを感じて、解放しやすくなります。

 

続いて、気持ちも感じてみます。

気持ちに意識を向けると、強い怒りが感じられるでしょう。

しかし、そこには単なる怒りだけではないことに気づきます。

その奥に、理解されなかったことへの悲しみがあるかもしれません。

自分が本当に伝えたい、わかってほしいことを無視され、誤解された。

その悲しみがあるのです。

本当は、その悲しみを感じたかったのです。

 

ですが、時に人は、悲しむことさえ自分に許しません。

悲しむことは、相手に対して負けた、弱者の振る舞いだ、と考えるからです。

そのような時、悲しみは怒りという仮面をかぶります。

こうして、感情はより複雑になり、分かりにくくなります。

そしていつか、自分がなぜ怒っているのかさえ、自分でもわからなくなってしまいます。

 

怒りは理解されなかった悲しみです。

怒りを感じやすい人は、繊細で傷つきやすい人です。

誤解や無関心に絶えきれず、心が悲鳴を上げています。

そんな繊細で感じやすい自分を扱いきれず、怒りという感情でごまかす。

怒りの奥には、必ず深い悲しみが隠れています。

 

怒りを静かに感じてゆきましょう。

ああ、そうか、自分はこんなにも怒っている。

理解されず、誤解され、とても傷ついている。

悲しんでいる、しかし、悲しむことさえ許されない。

そして、どうしようもなく、怒ることしかできない。

 

そのようにして、自分の感情に心を寄せてゆく時、別の感情が生まれることでしょう。

それは、理解されず孤独に苦しんでいる、自分の感情への憐れみです。

 

自分自身にさえ理解されず、共感されず、無視され、孤独に苦しんできた自分。

その自分の姿を見た時、初めて自分の感情を理解することができます。

この瞬間、感情は感じるという本来の扱いを受けることができるのです。

そして、この瞬間から、感情は解放され始めます。

感情が解放されるにつれ、勘定によって生まれた傷と苦しみが癒やされます。

 

感情が全て解放され、昇天した後には、何が生まれるでしょうか?

穏やかさです。

穏やかとは、感情の波が静まった状態です。

そこには平和があり、しあわせがあります。

 

過去の出来事や、それによって引き起こされた感情には、もはや振り回されていません。

どんなことがあったとしても、「過ぎたことだ、もういい。」と自然に思えます。

無理やり思い込むのではありません。

自然に、湧き上がってきます。

 

これが、感情を感じ尽くした後に訪れる平穏です。

怒りに振り回されている男性も、必ずこの平穏にたどり着くことができます。

いつでも、どんなときでも、必ずたどり着くことができます。

それは決して難しいことではありません。

感情を感じるという、本来の、当たり前のことをやるだけです。

 

強い感情は、時にパワフルであり、自分ひとりで静かに感じるのが難しいかもしれません。

自分の感情に圧倒され、どうしていいかわからない、そんな時もあります。

 

そんな時のために、セッションでは感情を感じるワークも行います。

ハイヤーセルフの安全なサポートの中で、パワフルな感情も穏やかに感じることができます。

そして、その後には、思いがけない体験と、深い穏やかさが得られるでしょう。

自分の感情に悩み、振り回されている方には、ぜひ一度、体験をおすすめします。

感情が鏡のように澄みきった時に訪れる、しあわせの感覚を、味わってみて下さい。

それは、神様が私達に与えてくれた、最高のしあわせのひとつなのです。

葵優太

 

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