3月のセッション 1
「どんな小さな悩みでも、どんな深刻な悩みでも、ご相談ください」
こんなアタリマエのことをいまさら書いているのには、わけがあります。
「こんな悩みを相談してもいいの。。?」
そのように迷っているお客様がいると知って、少なからずびっくりしたからです。
ある方は、他の方はもっと深刻な悩みを相談しているに違いない、だから自分みたいな小さな悩みで相談するのは申し訳ない、と感じていたとおっしゃいました。
ある方は、こんな深刻なことを人に相談するのは申し訳ない、と思ってためらっていらっしゃったようでした。
僕の答えはこうです。
「その人が今、真剣に悩んでいるのなら、それはその人にとって大切な悩みであり、真剣に向き合って一刻も早く解決する価値があります。だからいつでも相談に来てください。」
子供が泣いて帰ってきたとします。学校からの帰り道、お母さんのことで友達にからかわれたといいます。あなたは微笑ましいと感じることでしょう。
でも、その子にとってはとても悲しい出来事で、つらい出来事です。
大好きなお母さんのことを馬鹿にされて、うまく言い返せなかった悲しさや悔しさ、言葉にさえできない色んな思いが心を痛めつけて、おやつも喉を通りません。
「そんなのだいじょうぶよ」といわれても納得できるわけがないのです。
私たち全ての悩みは、このような出来事に例えられると思います。
時と場合によって、私たちは小さな子供になって真剣に悩んだり、あるいは母親になって優しく微笑んだりします。
言い換えれば、客観的な悩みと言うものは存在しません。その人がつらいなら、それは深刻であり、笑って流せるならそれでいいのです。
大切なのは、自分の悩みを過小評価せず、過大評価もしないことだと思います。
今の自分にとって大切な悩みとしてしっかり受け止め、できる限り誠実に向き合い、解決を試みること。
悩みは生きることの大切な一環であり、悩みを大切に扱うことは、その人を大切に扱うことです。
そのように自分の悩みを大切に扱い、誠実に向き合っていただきたいと思います。
そして、できるなら忘れたくないのは、どんな悩みにも意味があり、価値があり、その先に光や幸せがあるという真実です。
意味のない悩みというものは存在しません。無益な苦しみも存在しません。これは悩み苦しむ自分への勇気として使うべき知恵です。
どんな悩みであれ、それがあなたにとって悩む価値があるなら、僕はいつでもサポートをします。
葵優太
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