7月のセッション その2
年を取れば取るほどに、家族や親族との関係は親密に保ったほうが良い。。
様々な方のカウンセリングをしてきて、痛切に感じることです。
本日のセッションのテーマも、このテーマが浮き彫りになりました。
ご相談者は、50大の女性のかたです。
祖母がもうじき亡くなるかもしれず、それにともなって遺産相続が発生する。
しかし、相続権を持つ兄弟同士の中は必ずしも円満とはいえず、連絡も取り合っていない。
このような状況が明らかになりました。
相続に従って問題が発生する時、問題になるのは遺産の分配が均等かどうかではありません。
問題の本質は、遺産を残す側と受け取る側のコミュニケーションがしっかり取れているかどうかです。
また、相続者が複数いる場合、お互いのコミュニケーションがしっかり取れているかも大切になります。
とてもカンタンに言えば、みんなが仲良く分かり合っているなら、遺産相続もスムーズに終わります。
その逆もしかりです。
また、家族や親族の縁が関係してくるのは、遺産相続だけに限りません。
若いうちは関係ないと思っていても、年令を重ねるほどに、お互いに否応なしに関わりあうことが増えてくる、それが現実です。
ややネガティブな側面を取り上げましたが、家族や親族の関係を良好に保つのは、トラブル回避のためだけではありません。
仲良く、心が通じ合う相手が一人でも多ければ、それだけ人生がしあわせになり、豊かになります。
結局のところ、しあわせの源は人間関係であり、不幸の源も同じです。
ご縁のある人間関係を大切に育て、慈しみ、愛に満ちたコミュニケーションを心がけることは、自分の幸せに直結しています。
そして人間関係のすばらしいところは、どんなに心が離れていても、一瞬で分かり合えるチャンスが常に残っているところでしょう。
真剣な覚悟で心を開いて向きあえば、お互いに通じ合うチャンスは必ず生まれます。
しあわせではない人間関係に悩んでいる時こそ、それが幸せへのチャンスだと気づいて欲しいと思っています。
葵優太
コメントを残す