6月17日のセッション その1
この日は、母子のお二人がそれぞれセッションを受けてくださいました。
テーマは、娘さんが社会に向けて一歩を踏み出すためにどうしたら良いか、という内容です。
実は今回、お母さんが娘さんを誘って連れてきたため、娘さんはカウンセリングにあまり積極的ではないという事情がありました。
娘さんのセッションを開始してもほとんどしゃべらないので、あまり乗り気ではないのですか、とお聞きしたらそうです、とお返事をくださいました。
それでも、ポツリポツリと口を開いて出てくる言葉から、大体の事情と悩みは教えて下さいました。
お話によると、
高校受験での失敗から人間関係でうまく行かず、専門学校でもうまく行かず、
20才の現在も社会に踏み出すことができない、
そのことで悩んでいるご様子でした。
雑貨屋さんが好きなので、雑貨屋でのアルバイトをしたい、という目標があるけれど、
対人関係と電話が苦手なので、中々応募まで踏み出せない、というのが現状です。
ハイアーセルフは、アルバイトへの一歩を踏み出すのが突破口になるというメッセージをくれます。
ご本人には、
アルバイトをしたい、働きたい、お金を稼ぎたい、という情熱が高まれば、
いずれは必ず恐怖をこらえて行動を起こす時期が来る、その時に初めてカウンセリングや周囲のサポートを活用できるでしょう。
だから、自分の中野情熱を高めることを心がけてください、とお伝えし、セッションを終了しました。
一方、お母様のセッションでは、娘さんにあまり意識とエネルギーを向け過ぎないように、というアドバイスをお伝えすることになりました。
自分はダメだと思っている娘さんにとって、親からの関心や応援の気持ちがあまり強すぎると、それ自体が重荷になるからです。
最も大切なのは、娘さんを信頼すること。
懸命に人生に向き合っている娘さんを信頼し、現状を肯定的に捉え、時が来れば一歩を踏み出せると信頼すること。
本当に信頼できれば、必要なときに必要な応援やサポートをして、それ以外は無関心でいるという、理想的な状態になれる。
そして、もっとご自分の人生に意識を向けることが大切だというメッセージをお伝えしました。
ある意味では、お母様が自分の人生を楽しく充実して生きている背中と生き様こそが、娘さんにとっての何よりの応援になるというのです。
お母様はスピリチュアルに関心のある方のようで、熱心にハイアーセルフのアドバイスを聞いてくださいました。
そして最後に、他にハイアーセルフからのメッセージはありませんか?
とお母様がお尋ねになったので、ハイアーセルフに聞いてみると、
「ご主人との関係をもっと充実させてください」
というメッセージが来て、それにはお母様も苦笑されていました。
人生に怒ることには全て意味があり、大切な出来事であり、悪いだけの出来事はない、
大切なのは、今起きていることに真剣に向き合い、できることを楽しみながら、一生懸命にやり切るだけなのだと改めて思いました。
葵優太
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