問題の原因は【拒絶】にある

こんにちは、葵優太です。

今回は「拒絶」が何を生み出すかについて、少しお話します。

「拒絶」とは何でしょうか？

まず「拒絶」について説明します。

拒絶とは、何かを受け入れない、拒む、拒否するということです。

平たく言えば「それは認めない、受け入れない」という思考です。

例えば、「こんなに毎日暑いのはおかしい」とか、

「何でも値上がりするのは間違っている」などです。

別の言い方をするなら、起きている出来事や現実に対して、自分の都合で否定をすることです。

もちろん、私たちはそういったことを日常的に行っています。ある意味では自然な行為です。

それが間違っているとか、やめるべきだ、ということではありません。

それが何を生み出しているのか、それについて知ることが、とても重要です。

拒絶が生み出すものとは何でしょう？

答えは「問題」です。悩み、苦しみとも言えます。

暑さについて、それが当然のことだ、自然なことだと考える限り、暑さは問題になりません。

物価についても、それが当然のことだ、自然なことだと考える限り、問題になりません。

しかし、それがおかしい、あり得ない、本当はこうあるべきだ、と考えたときから、問題が生まれます。

当たり前のことを言っているように聞こえるかもしれません。

ですが、ここで重要なのは、問題は「暑さ」や「物価」から生み出されているのではない、という所です。

「出来事」は問題になり得ない

気温や価格が問題になることは、ありません。

それらはただの数字、指標、文字です。

それらは本来、なんの意味も持っていません。

例えば、太陽の表面温度は約6000℃ですが、私たちのほとんどにとって、これは特に意味を持たない数値ですね。

ざっくばらんにいえば、それは私にとって関係ない、どうでも良い、なんの問題にもならない、ということです。

本来、「気温」も「物価」も「太陽の表面温度」も同じ数値であり、それ自体に意味や価値はありません。

「考え方」が意味と価値を生み出す

そこに意味や価値を与え、あるいは問題を投影するのは、考え方です。

もし「それで良い」という考え方なら、問題は生まれません。

反対に「それではよろしくない、都合が悪い」という考え方を持ったとき、何が起こるでしょうか？

その考え方が、問題や悩み、苦しみを生み出すことに気づけると思います。

問題にまつわる大きな「勘違い」とは？

なぜ、このようなことを説明しているのでしょうか？

それは、私たちのほとんどが持っている勘違いに気づくためです。

その勘違いとは、「問題は対象が生み出している」というものです。

対象とは、気温や物価のことです。

暑いから問題なのだ、物価が高いから問題なのだ、という考え方が、この勘違いを生み出します。

ある意味では奇妙なのですが、考え方は、自分が問題を生み出している原因だとは、気づくことができません。

自分が犯人だと気づかずに、他に犯人探しをしているようなものです。

この真実に気づくと、かなり滑稽ですよね。