2月のセッション 1
「落ち込む、がっかりする」ことは、とても大切です。
こんなふうに言うとびっくりする人が多いかもしれません。
ですが、それはとても大切です。
感じるべきときに、感じるべきことを我慢すると、心の健やかさが失われてゆくからです。
どんな感情にも大切な意味があります。
もし、ネガティブな感情が無意味なら、そんな感情そのものが存在しなかったでしょう。
落ち込むこと、がっかりすること、時には絶望することにも、大切な意味があります。
それが、その時の自分にとっての健やかな心の動きであり、それがしあわせにつながってゆくからです。
だから、落ち込みたい、がっかりしたい、と心が願っているなら、それを感じさせてあげる。
確かに、あまり心楽しい体験ではありません。
でも、しっかり感じてゆくと、心の声が聞こえてくるでしょう。
なぜ、そう感じたいのか?その奥に、何を望んでいるのか?本当は、どのように生きたいのか?
そん大切な真実を教えてくれるはずです。
大切な人ががっかりしたり、落ち込んでいるときに、できることはあるでしょうか?
僕が最適だと思っているのは、「話を聞くこと」です。(もし、相手が話してくれるなら、ですが。)
言い換えるなら、励まし、慰め、アドバイスは不要ということです。
なぜでしょうか。
落ち込むという感情の中で、人は自分自身と対話し、そこから答えを得ます。
ですから、望まれない限り、他人が答えを与える必要はありません。
では、落ち込んでいる人にとって必要なものとは何でしょうか。
おそらくそれは共感です。
必ず必要とはいえないかもしれません。ですが、最も役に立つと思われるのは、共感です。
落ち込んでいるという今の自分の気持ち、状態を理解してもらい、同じ感覚を味わってもらう。
たったそれだけのこと、と思うかもしれません。
でも不思議な事ですが、それだけのことが、大きな助けになり、一歩踏み出す勇気にもなりえます。
ころんだ子供が泣いている時、手をつかんで引っ張り上げるよりも、
そばにしゃがみ込み、「だいじょうぶ? 痛かった?」と寄り添う。
そんな感覚でしょうか。
私の苦しみは、私だけのものではない、理解し感じてくれる仲間がいる。
そう感じた時、何かがほどけて、癒され、立ち上がる力が湧いてくるように思えるのです。
僕がスピリチュアルカウンセリングで提供している(提供したいと常に願っている)のは、そうした感覚です。
自分の中に湧き上がるネガティブな感情をも恐れなくなった時、もっと自由に自分を楽しみ、人生を楽しめるようになる。
自分のネガティブな感情と上手に向き合う、そのサポートもしています。
自分の感情に上手に向き合いたいと思っている方のお越しを楽しみにしています。
葵優太
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