幸せになるための【忘れる技術】とは？

こんにちは、葵優太です。

12月も半ばとなり、いよいよ年末ですね。

年末恒例の忘年会も、コロナの影響で様変わりしているようです。

ちなみに僕は、サラリーマンを辞めてから忘年会とも縁がなくなりましたが^^

 

ところで忘年会の「忘年」とは、どのような意味でしょうか？

辞書をひくと、

忘年会とは
「その年の苦労を忘れるために年末に催す宴会」
とあります。

つまり、今年一年の出来事を忘れるための行事ともいえます。

良いこと、悪いことも含めて、今年の出来事は全て過ぎたことです。

 

過ぎたことを忘れる技術。

これは幸せを感じるためには、非常に重要な技術です。

なぜでしょうか？

その理由は、

幸せを妨げるのは、過去の記憶から生まれる判断だからです。

 

例えば、あなたの目の前にカップケーキがあったとします。

コンビニで買ってきた198円の、あまり上等とはいえないものです。

 

それでも、3歳ぐらいの子供なら、ケーキを目の前にして大喜びです。

子供にとってケーキはケーキであり、

美味しいもの、大好きなもの、

それ以上の比較や判断をしません。

より正確に言えば、比較や判断をする「過去の記憶」がないのです。

 

ですが、大人になるにつれて、そのケーキに対して比較や判断をするようになります。

いままで食べてきたケーキと比較をして、

大体どの程度の味であるとか、

価値はこのくらいだとか、色々と考えますね。

 

その結果、どうなるでしょうか？

味わうよりも、頭で色々考えてしまうでしょう。

 

それが「コンビスイーツだから所詮このくらいだろう」

であれ

「値段の割には案外美味しい」

であれ

子供のように純粋に味わうことは難しくなります。

 

こうした大人の比較や判断は、いわば自動的に起こる反応です。

それが必ずしも悪いわけではありませんが、純粋な喜びを阻害するのは確かです。

 

そして、この比較や判断のデータベースになっているのが「過去の記憶」です。

通常、過去の記憶や情報、知識といったデータベースは、どのように捉えられているでしょうか？

価値のあるもの、大切なものとされていることが多いと感じます。

 

しかし、そうしたデータベースが多ければ多いほど、

目の前の出来事に対する比較の材料が増えることになります。

 

比較が増えると、判断も増えます。

このケーキの値段は高い、安い、味は美味しい、美味しくない、そうした判断が次々と脳内で発生します。

いつの間にか、目の前の出来事を体験する代わりに、比較と判断に没頭してしまうかもしれません。

 

それでも、比較と判断の結果、価値が高まるなら良いのかもしれません。

目の前の出来事をより素晴らしいものに体験できるなら、意味があるかもしれません。

ですが、残念ながら、そうはならないのです。

 

大抵の場合、目の前の出来事は、過去最高の記憶（経験）には勝てません。

もし勝てたとしたら？

その最高の体験が記憶に残ります。

そして、次に来る体験のハードルがもっと高くなるという寸法です（笑）

 

つまり、ケーキの味わいで例えるなら、

ケーキを食べるたびに、もっと高い、もっと美味しい、もっと素晴らしいケーキを食べなければ満足できなくなります。

もちろん、これはわかりやすくするために誇張した表現です。

しかし、比較と判断の本質は同じです。

 

今、目の前で起きている出来事や体験を、

持っているデータベースと比較し、判断し、点数をつけ、

その点数が体験の価値だと思いこむ。

 

そして、点数付けが終わったら、どうするのでしょうか？

データベースに情報化して取り込み、後は終わりです。

 

そこには「体験をじっくり味わう」という行為は含まれません。

なぜでしょうか？

比較や判断という行為は「思考」です。

味わうという行為は「体験」です。

「感覚」といっても良いでしょう。

 

思考を止めて、「感覚を味わう」こと。

3歳の子供のように、ただ味わうこと。

そこに幸せの体験があります。

 

言い換えるなら、

幸せを味わうために、データベースは不要です。

過去の記憶も、経験も、成功も、失敗も、不要です。

 

もっと突っ込んで言うなら、

あなたが誰であるかさえ、不要です。

それは幸せのためにはどうでもいいことです。

 

あなたが誰であれ、幸せはそこにあります。

あなたが誰でなくても、幸せはそこにあります。

 

今までと比べて、成功していようが、失敗していようが、

若かろうが、老いていようが、

何かを得ていようが、失っていようが、

あなたがどうであれ、幸せには無関係です。

 

そういう思考の寄せ集め、ガラクタを忘れて、手放した瞬間にだけ、

純粋な幸せが訪れます。

 

言い換えるなら、

過去がどうであれ、どんな状況にいようが、

あなたは今、この瞬間に幸せになることが可能です。

このことを知らない限り、

比較と判断を無限に繰り返しても、

求める永遠の幸せは手に入らないでしょう。

 

しかし、それはかつて3歳の子供のあなたが当たり前に持っていたものです。

それをもう一度、取り戻すためには、どうしたら良いでしょうか？

 

それが「忘れる」技術です。

少なくともこの一瞬、全てを忘れてください。

比較と判断を手放してください。

感覚を味わうことに、戻ってください。

 

ケーキを味わうことに、

夕暮れを目にすることに、

クリスマスソングを耳にすることに、

お風呂のお湯に触れることに、

ピリッとした冬の空気の匂いに

感覚をひらいて、味わってください。

 

比較せずに、判断せずに、考えずに。

 

この「忘れる技術」が磨かれるほどに、

あなたの幸せは増してゆくでしょう。

 

やがて、身の回りの全てが幸せで満たされるでしょう。

ですから「忘れる技術」とは「幸せの技術」ともいえます。

 

忘れる技術をより深く学びたい方は、セッションでご希望ください。

あなたの状況に合わせて、詳しくお伝えします。

あなたの忘れる技術が磨かれ、幸せが満ち溢れることを応援しています。

葵優太

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