隠津島神社にお参りしてきました。
9/22、ネットを見ていたら、馬入り峠という場所に気になる神社を発見。
「隠津島神社」という名前で、写真を見ると、清らかで優しい感じのエネルギーを感じます。
「よし、行こう」と即決して、9/23の9時に神社に到着。
森のなかにひっそりと佇む、こじんまりとした神社です。
意外と広い駐車場に車を止めて、境内を3分も歩くと本殿に到着。
お祈りをすると、優しいエネルギーと繋がる感じがします。
決して大きいエネルギーではないけれど、清々しく、気持ちの良い場所です。
驚いたのは、この神社がこの土地に勧請されたのは平安時代、福岡県宗像市の宗像大社!
宗像大社から隠津島神社まで、グーグルマップでは1200km、徒歩250時間!
平安時代に、はるか遠いところからこの土地に移住してきた人々がいたという事実に不思議な感慨を覚えます。
移住してきたのは福岡市東部に住む安曇族という一族、元は海上で活躍した海人族とのことです。
こんな山奥まで移住してきた経緯や心情はどんなものだったのでしょうか。
故郷の土地の神様を新しい土地に祀ることにも、様々な思い、真剣な思いが込めれていたのかもしれませんね。
神社の由来を知ることで、古代の人々が移り住み、村を営み、その流れの中に今の人が生きているんだと実感できます。
今まで、こんなにたくさんの神社が各地にあるのはなぜなのか、不思議だったのです。
が、今回、その理由のひとつがわかった気がします。
ある集団がその土地で新しく生きてゆこう、と決意した。
その時、精神的シンボルの一つとして、神社は大切な存在になりえるのですね。
隠津島神社も、そんな風にして、安曇族の人々の心の拠り所として祀られ続けてきたのでしょうか。
そして今を生きる土地の人に愛されつつ、これからもその営みを見守り続けてゆくのでしょうね。
隠津島神社と、その土地と人々が光で満たされるといいな、と思いながらその場を後にしました。
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