8月のセッション 3
先日のセッションでは、「人生のブレーキ」を発見するセッションになりました。
人生のブレーキとは何でしょうか。
カンタンに言えば、人生が良くなることを止めている考えです。
例えば、どうしてもやせられないと悩んでいる女性の場合。
その原因として、人生のブレーキが作用していることもあります。
例えば、「私は太っていなければいけない」という信念。
そんな役に立たない信念を持っているわけない、と思うかもしれません。
でも、実はそれがありえるのです。
わかりやすい例えを出します。
彼女が幼い時、ぽっちゃりしていて、とても愛らしいほっぺたをしていました。
お父さんはそのほっぺたが大好きで、つっつきながら口癖のように
「お前はふっくらしていて、とっても可愛いな。やせたらつまらん」
と繰り返していました。
これが原因となり、彼女はふっくらしていなければ、お父さんから愛されない、という信念を持ちました。
おとなになって、そんなことはすっかり忘れても、小さい頃に育てた信念は消えません。
その信念が無意識の中で働き続けていたため、どうしてもやせられなかったのです。
これは例え話ですが、こんなことは私たちの中で普通に起きていることです。
無意識の中にあって、自分でも気づかない信念、考え方、これが人生のブレーキです。
これが厄介なのは、ブレーキを掛けたことを、本人も忘れていることが多いからです。
そのため、「なぜかわからないけど、~できない、うまくいかない」という体験を繰り返します。
頭ではやるべきだとわかっている事なのに、気持ちがついてこない、体が動かない。
そんなことが繰り返し起きる場合、無意識の中にブレーキが働いている可能性があります。
今回のご相談者も、原因の分からない虚しさのようなものに襲われていました。
人生は概ねうまく行っているし、大きな悩みもない。
チャレンジしたい夢もある。
それなのに、どうしても前向きになれない、何かが足りない。
そんな漠然とした感覚に悩まされていました。
今回は、自分の感情とお話するワークで、その原因を探ってみました。
すると、意外なブレーキが見つかりました。
「子供を産んでいない」
という事が気持ちの中で引っかかっていたのでした。
子供を生むことが、女性として自分がすべきことだという信念。
それを達成しないまま、新しいチャレンジに進むことは、悪いことだと言う考え。
そのようなブレーキが無意識の中で働き、人生を止めていたのでした。
この結果には、ご相談者もびっくりでした。
自分が出産のことを深く気にしていたなんて、全く気づかなかったからです。
私たちの意識は、ときに自身をだまします。
自分にとって問題が大きすぎる、とても解決できない、と考えた時。
その問題自体を無意識の中に沈めて、なかったことにする。
そうやって、自分を守ることがあります。一種の自衛手段です。
敵に襲われたハリネズミが、丸くなって身を守るようなもの。
敵がいなくなったら、また元通りになる必要があるのですが、
私たちの心は、時に元通りになることを恐れて、丸くなったまま、固まってしまいます。
丸くなったまま、なんだかおかしいなあ、動けないなあ、と困っているのです(笑)
そんなときには、もう大丈夫だよ、リラックスして自然体に戻っていいよ、と言い聞かせてあげる必要があります。
今回のセッションでは、感情とお話するワークの中で、それを行ったというわけです。
その結果、ご相談者の心はどのように変わったのでしょうか?
出産や子育てのテーマは、これからじっくりと向き合ってゆけばいい、と思えるようになりました。
焦らず、逃げず、楽しみながら、自分がどうしたいのかを自分の心と話し合えばいい、とわかったのです。
そして、チャレンジしたい夢についても、気兼ねなく挑戦できるようになりました。
こうして、人生のブレーキが解除されたので、自由に生きられるようになったのです。
こうした人生のブレーキに気づくには、普段とは違った意識を持つ機会が必要です。
目の前の忙しさに追われる意識から離れて、自分の人生を、少し離れたところから眺めるような感覚。
すると、自分の人生が、手に取るようにはっきり見えてきます。
人生で成功し、しあわせな部分。そうではない部分。
人生に求めているもの。恐れているもの。
こうしたことがわかると、人生がとてもすっきり整理されて、生きることが楽になります。
スピリチュアルカウンセリングは、そのための機会としても役立ちます。
人生を整理し、ブレーキを解除し、快適で楽しい人生を味わいたいなら、僕のカウンセリングで人生の整理をしてみませんか?
きっと、生きることが楽になり、楽しくなると思いますよ♪
葵優太
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