7月のセッション 6
どうしようもない感情に振り回されている時。
感情を癒やすワークが非常に効果的です。
先日も、あるご相談者とのセッションで、このワークが効果を発揮しました。
自分の妻には離婚歴があり、前のご主人との間に生まれた男の子がいる。
その男の子と、自分の妻が仲良くするのを、快く思えない。
アタマでは受け入れようと考えるのに、心が納得できない。
そんな自分にも嫌気がさす。自己嫌悪で嫌になる。
そんな深刻な悩みを抱えていらっしゃいました。
1時間のヒーリングでエネルギーを癒やした後、感情を癒やすワークに入りました。
目を閉じて、イメージの中で3歳の男の子の自分を呼び出してもらいます。
この、3歳の男の子の自分が、感情を感じる自分です。
なぜ、3歳の子供の自分なのでしょうか?
それは、感情体、感情を感じる自分は、そのくらいの精神年齢だからです。
感情が豊な反面、知性や理性はそれほど発達していません。
つまり、3歳位の自分をイメージして、その自分とお話すると、自分の感情と対話するのにちょうどいいのです。
男の子の様子はどうですか?とご相談者にたずねた所、なんだか悲しそうな様子。
理由を聞くと、男の子が教えてくれました。
それは、お母さんとの間で、悲しい出来事があったようでした。
自分がお母さんと満足に遊べなかった。
もっと遊びたかった。
そんな思いを、今でも抱えているようです。
それなのに、自分の妻が、別の子供をかわいがっている。
小さい頃の自分が得られなかったものを、愛する妻が、他の人との子供に与えている。
そこに嫉妬が生まれるのは、人として自然な感情ではないでしょうか?
繰り返しになりますが、感情体には理性や知性はありません。
感情体とは、感情を感じるための存在だからです。
そこに知性、理性を求めるのが、そもそも間違いなのです。
実は、多くの人が感情に振り回されるのにも、ここに原因があります。
感情体の特徴を理解せず、理性や知性で説得を試みる。
もちろん、失敗します。
ご相談者も、そうした試みではうまく行かず、途方にくれていたことでしょう。
では、一体どうしたらいいのでしょう。
感情をうまく扱う方法は、たったひとつ。
理屈抜きで感じてあげること。
ワークの中でも、そのように接します。
小さな男の子の気持ちを聴いてあげて下さい、とお願いします。
寂しかった、悲しかった、もっとお母さんと遊びたかった。
その気持を、大人の自分がしっかり聴いてあげる。
それが、いちばん大切なことなのです。
そんなことで?
と考えるかもしれません。でも、それでいいのです。
感情とは、感じるもの、感じるために生まれたエネルギーです。
だから、感じてあげることが、何より大切。
ワークの中でしっかり感情を感じてゆくと、男の子の様子に変化が起きます。
満足し、穏やかになり、しあわせな様子になってゆくのです。
こうして、しっかり感情を感じて、受け入れてあげたら、次のステップです。
イメージの中で、お母さんを呼び出してもらいました。
そして、男の子がしたい遊びを、お母さんとさせてあげました。
どうなったでしょう?
もちろん、男の子は大喜び。
どんな遊びをしたのかは、ヒミツです(笑)
しっかり遊んで、満足した男の子は、笑顔で元の場所へ帰ってゆきました。
ワークを終え、目を開けたご相談者の顔には、涙がありました。
こだわっていた感情がほぐされ、癒された時、私たちは自然と涙を流します。
ちなみに、この時はなぜか、僕もなぜか泣いていました(笑)
普段なそのようなことはないのですが・・・理由は不明です。
このワークが優れている点は、自分で自分の感情を癒せる、ということです。
過去の悲しい出来事でも、今の自分が癒せる。
もう会えない人との出来事であっても、自分ひとりで癒せる。
過去から自分を解放するのは、いつでも、自分の力で可能なのです。
とはいえ、このワークは感情の奥深い部分まで入ってゆく作業です。
知識や経験がないと、難しい部分もあります。
過去の自分と向き合うことへの不安、恐怖もあるでしょう。
そんな時は、どうぞセッションの中で一緒にワークを行いましょう。
葵優太がプロとして、安全なエネルギー環境を作ります。
そのなかで、あなたを苦しめていた感情を、一緒に癒やしてゆきましょう。
ずっとこだわっていた感情から、解放される心地よさは、味わってみないとわかりません。
無理に例えるなら、心の中いっぱいに青空が広がったような、そんな心地です。
どうしようもない感情に振り回されている、そんな状況から抜け出したいなら、どうぞセッションをお受け下さい。
あなたのお越しを、心からお待ちしています。
葵優太
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