天山文庫に行ってきました。
10/11に天山文庫に行ってきました。
天山文庫は、川内村の名誉村民である詩人、草野心平の、いわば別荘です。
静かな森のなかに、広い庭を前にひっそりと佇む木造の建物は、一言では言い表せない魅力をたたえています。
和風なのにモダンであり、狭いのに広々としており、小さいのに不足がなく、質素なのに贅沢感を醸し出す、そして森のなかにありながら文化的な香りに満ちています。
居間には川端康成や棟方志功の書が平然と掲げられており、大きな一枚ガラスの縁側を開けると、目の前には山から水を引いて作った池と木々に囲まれた庭が望めます。
東京に住みながら、毎年のように川内村を訪れ、天山文庫に4月から11月くらいまで滞在していたという草野心平氏は、村民から先生と呼ばれ、愛されていたようです。
資料館には、川内村での楽しい出来事を綴った、心平先生の優しい文章も展示されていて、心が和みます。
慌ただしい時間を過ごしている日常を、ふと忘れさせてくれる、不思議な雰囲気をたたえた、草野心平先生の天山文庫。
文学や書に興味のある方は、一度足を運ばれてはいかがでしょうか?
きっと、気に入っていただけるでしょう。
葵優太
2015-10-12 by
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