11月のセッション 4
先日のセッションで、「人生は自分が願ったことの反映ですよ」という内容をお伝えした所、「それはおかしい」という反応が返ってきました。
詳しいお話をお聞きした所、次のような出来事があったそうです。
そのお客さまは、素敵な恋愛を望んでいらっしゃいました。
そこで「素敵な恋人がほしい!」と真剣に願ったのですが、それは実現しなかったというのです。
その代わりのように、仕事での良い話が舞い込んできた。
仕事の話については、恋愛ほど真剣に願ってはいなかった。
その話が来たときにも、とても自然な成り行きで、ある意味当然だと感じられるくらいだった。
真剣に願ったことが実現せず、それ程願ってもいなかったことが実現した。
だから、人生は願ったことがかなうというのはおかしい。
そういうお話でした。
もしかすると、同じような体験をされている方もいるかもしれません。
では、人生は願ったことの反映、願ったことが現実化するというのは、間違いなのでしょうか?
いえ、そこに間違い、例外はありません。
先程のお客さまの例も、まったく一致しています。
この例でお客さまの心のなかは、次のような状態でした。
ひとつは「恋人がほしい」と願う状態。
もうひとつは「良い仕事の話が来ても当然、当たり前」という態度、状態。
このふたつを、宇宙は正確に、完璧に反映してくれたのです。
いったいどこが違うのでしょうか。
注意すべき違いは、「願う状態」と「当然だと感じている状態」の違いです。
当然だと感じている状態とは、それが当たり前に起こっている状態です。
それが起こることに疑問も持たず、したがって強い願いも生じません。
すると、その出来事が起こります。宇宙が現実化してくれます。
一方、願う状態とは何でしょうか。
それは、それが起こらない状態、無い状態、手に入っていない状態です。
それが無いことを強く意識しています。
すると、その出来事は起こりません。そういうふうに宇宙は現実化します。
だから、
「強く願えば願うほど、現実化しない」
という矛盾のような事が起こります。
このことを説明した所、お客さまは手を打って納得されていました。
じゃあ、願いをかなえるには、どういう風にしたら良いのでしょうか?
当然、そう思いますよね。
答えは、「それが起こると信じ切って振る舞う」ことです。
たとえば、通勤電車が定刻に来ることを、普通は疑いません。
コンビニに行けば水が買えることを、誰も疑いません。
息を吸えば空気が肺に入ってくることを、私たちは疑いません。
だから、それは現実に起こります。
ですから、恋愛の例でお話すれば、
「私は、理想の恋人と出会う、それは当たり前に起きる出来事だ」
と思えた瞬間に、それが起こります。
それは当たり前に起きる出来事なのだと思えれば、強く願うこともありません。
「コンビニで、絶対に水を買うぞ!」と強く願ったりしないのと同じです。
それが当たり前に起こる、手に入ると思っていれば、自然に行動を起こします。
水を買いたいと思ったら、手近なコンビニに立ち寄るでしょう。
それは、水が買えることを信じているからです。
たまたま売り切れていたとしても、そこで絶望したリしません。
仕方ないか、と思って次のコンビニへゆくだけです。
そういう態度で行動することは、必ず現実化します。
当たり前だと思っていることは、いずれ現実化するので、悩みの対象にもなりません。
悩むということは、それが当たり前だと信じられない、ということも教えてくれます。
願っていることをかんたんに現実化する方法を簡単にまとめると、こうなります。
・それが当たり前に起こると信頼し、そのように振る舞う。
(コンビニに行けば水が買える)
・それを起こすために必要な行動を起こす。
(コンビニに行く)
・一度や二度の失敗であきらめたりしない。
(売り切れなら、別の店にゆく)
究極に当たり前だと思っていれば、それを意識せずに現実化することができます。
空気を吸うというのは、その良い例ですね。
この現実化の法則を理解し、上手に使えるようになると、人生がとてもしあわせになります。
興味がある、これはどうしたら良いの、という方にはスピリチュアルカウンセリングでお応えしています。
願いを叶えて、しあわせな人生を楽しみたい方のご相談も大歓迎です。
葵優太
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