5月のセッション 3
恋愛で悩んでいる方にお伝えしたいのは
「どんな恋愛にも価値がある」という事実です。
言い換えるなら、
「好きという気持ちが、好きな人に価値を贈る」
ことであり、
「好きという気持ちが、あなたに価値をくれる」
ということです。
あなたが誰かを想っている瞬間、あなたと相手に素晴らしいエネルギーを送っている。
それがエネルギーからみた恋愛の事実です。
なぜ、そう言えるのでしょうか?
「愛の反対は無関心」
マザー・テレサの言葉です。
愛から最も遠い場所にあるのは、憎しみでもなく、恨みでもなく、恐怖でもない。
相手に気づかない、認めない、存在を無視している状態。
誰からも気づかれず、相手にされず、存在を認められない状態。
これこそが私たちが最も恐れる状態であり、つまり、愛のない状態です。
つまり、憎しみでさえ愛の一つの形です。
憎しみさえ愛ならば、相手を好きだという気持ちが、
どれほどすばらしい愛の形なのか、お分かりでしょう。
あなたが誰かを想っている瞬間、相手に素晴らしい愛を贈っているのです。
そして、誰かを好きになることが、愛を贈ることならば、
愛を贈ることができるあなたは、どのような存在でしょうか?
もちろん、価値あるすばらしい存在です。
私たちの誰もが求めてやまない唯一無二のエネルギーが愛ならば、
それを贈ることができるあなたは、すばらしい存在です。
誰かを想っている瞬間、あなたは価値あるすばらしい存在なのです。
そしてもちろん、好きという気持ちは、喜びです。
あなたがいて、相手がいて、その間に好きという気持ちが生まれた瞬間、
二人は愛と喜びでつながっている。そう思いませんか?
相手があなたをどう想っているか。
気になりますか?
一瞬でいい、それは忘れてしまいましょう。
心のなかで相手を思い出し、その瞬間、自分の心の中に生まれる感覚、
感情ですらない、言葉にならない感覚を感じてみてください。
満ち足りた感覚、穏やかな感覚、心が広がる感覚がしませんか?
これが、しあわせと呼べる感覚ではないでしょうか?
この感覚を、あなたは求めていたのではないでしょうか?
そこから、さらにすばらしい事実に気づくことができるでしょう。
それは、
あなたがしあわせを感じるのに、
相手があなたをどう思っているのかは、無関係だ。
という事実です。
あなたが可愛らしい存在を見て心がなごむ時、
子猫、子犬、幼い子供、
彼らがあなたを愛してくれているか、気にかけるでしょうか。
素晴らしい景色を見て感動した時、
夕焼けに染まった雲、満天の星空、一輪の花、
それらがあなたを愛してくれているか、気にかけるでしょうか。
あなたが彼らを見て、愛を感じた瞬間、
あなたはもうすでにしあわせではありませんか?
愛は鏡に当てた光のように反射します。
あなたが何かを愛した瞬間、その愛があなたの心に反射して戻ってきます。
だからこそ、あなたが子猫を見て愛らしいと感じた瞬間、あなたの心もまた、愛で満たされている。
そう感じませんか?
相手が自分をどう思っているのか、気になってしまう。
それは自然な感情。何も悪いことはありません。
ただ受け入れて、感じてあげましょう。
ああ、私は相手に愛されたいと思っている。
愛されているか、知りたいと思っているんだ。
そう認めて、感じてあげれば十分です。
でも、もはやあなたは、その中に幸せを探して必死になる必要はないと、知っているはずです。
相手が自分を愛してくれる = 自分のほんとうの幸せ
それがはかない幻であり、真の価値がないことを。
なぜなら、
あなたが相手のことを思い、愛を感じた瞬間。
あなたはすでに、愛を感じて、愛を受け取り、愛されていると感じるから。
子犬を見て心がなごむように、
星空に心を奪われるように、
相手を想った瞬間、愛があなたの心を包むことに気づいているから。
この事実を思い出すだけで、愛されようとする苦しみが和らぐのを感じるでしょう。
そして、あなたの愛を反射してくれる人が現れてくれたことに、感謝できるかもしれません。
感謝も、すばらしい愛の形です。
感謝した瞬間、それは反射してあなたに戻り、あなたの心を愛で満たしてくれます。
好きという気持ちがあるだけで、
相手に愛という素晴らしいエネルギーを贈ることができる。
その愛が反射してあなたをしあわせにしてくれる。
そんなふうに感じてみると、心が楽になりませんか?
どんな恋愛にも価値がある、あなたがそう思えたなら、
僕の愛があなたに届き、反射し、僕に戻ってきた瞬間です。
そんなふうに感じながら、僕はこの文章を書いています。
葵優太
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